エコキュートの正しいメンテナンスで、快適なお湯を長持ちさせる
和光からの豆知識 Q&A  公開日:2023年9月7日  最終更新日:2023年9月7日

エコキュートは効率的な給湯システムであり、長期間にわたって快適なお湯を供給します。しかし、その優れた性能を維持し、故障や不具合を防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、エコキュートの正しいメンテナンスについて詳しく解説し、お住まいの快適さとエコキュートの寿命を向上させる方法や、エコキュートを長く稼働させるためのヒントと注意事項についてご紹介します。

エコキュートの仕組みと構造

エコキュートの優れた性能と快適な給湯を支える、その仕組みと構造について詳しく見てみましょう。

エコキュートの基本的な動作原理

エコキュートは、ヒートポンプ方式を利用してお湯を沸かす給湯器です。ヒートポンプ方式では、外気から熱を集め、それを圧縮して高温にし、お湯を沸かします。
この方式は、電気エネルギーに対して空気熱エネルギーを併用するため、非常に効率的です。エコキュートは、毎日夜間に必要な量のお湯を沸かすことが基本的な使い方です。

エコキュートの基本的な動作原理は、以下のとおりです。

  1. 屋外ユニットの熱交換器で大気から熱を吸収します。
  2. 熱交換器で吸収した熱を圧縮機で圧縮し、温度を高めます。
  3. 高温になった熱を屋内ユニットの熱交換器で水に移します。
  4. 水が温められ、貯湯タンクに蓄えられます。
  5. 使用時には、貯湯タンクからお湯を給湯します。

エコキュートは、ヒーターで加熱するのではなく、大気の熱をヒートポンプで圧縮することで、少ない電力でお湯を作ることができます。また、夜間の安い電力を使用してお湯を作るので、給湯にかかる電気代を大幅に節約することができます。

主要部品の役割

エコキュートの主要部品は、以下のとおりです。

  • 貯湯タンク
  • ヒートポンプ
  • 配管

貯湯タンクは、お湯を蓄えておくためのタンクです。エコキュートは、夜間の安い電力を使用してお湯を作りますが、使用時にはそのお湯を貯湯タンクに蓄えておき、使用時に給湯します。

ヒートポンプは、大気の熱を吸収して温度を高める装置です。エコキュートは、ヒートポンプを使用して大気の熱を吸収し、圧縮機で圧縮して温度を高めます。高温になった熱を屋内ユニットの熱交換器で水に移し、お湯を温めます。

配管は、屋外ユニットと屋内ユニットをつなぐための管です。ヒートポンプから屋内ユニットに熱を送るための配管と、貯湯タンクから給湯器や蛇口に給湯するための配管があります。

エコキュートの性能は、これらの部品の性能によって左右されます。特に、ヒートポンプの性能は、エコキュートの省エネ性能に大きく影響します。

なぜエコキュートのメンテナンスが必要か?

定期的なメンテナンスの重要性

エコキュートの定期的なメンテナンスは、以下の理由から重要です。

  • 故障を未然に防ぐ
    エコキュートは、水を使う機器です。水道水には、ゴミや不純物が含まれているため、タンクや配管内に汚れが蓄積されやすくなります。汚れが蓄積されると、エコキュートの効率が低下し、故障の原因となります。
    定期的なメンテナンスでは、貯湯タンクや配管の洗浄を行い、汚れを除去します。これにより、故障のリスクを大幅に低減することができます。
  • 寿命を延ばす
    エコキュートの寿命は、10年程度と言われています。しかし、定期的なメンテナンスを怠ると、寿命が短くなる可能性があります。
    定期的なメンテナンスでは、部品の点検や交換を行い、エコキュートの劣化を防ぎます。これにより、寿命を延ばすことができます。
  • 安全性を高める
    エコキュートは、水を使う機器であるため、安全性も重要です。定期的なメンテナンスでは、漏電やガス漏れなどの安全性に関する点検も行います。これにより、安全性を高めることができます。
    エコキュートの定期的なメンテナンスは、自分で行うことも可能です。しかし、専門知識や経験がないと、適切なメンテナンスが難しい場合もあります。そのため、不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

エコキュートの定期的なメンテナンスの頻度は、以下のとおりです。

  • 点検:半年に1回
  • 洗浄:1年に1回

点検では、部品の異常や故障の兆候がないかを確認します。洗浄では、貯湯タンクや配管の汚れを除去します。

エコキュートのメンテナンス方法

自分でできるエコキュートの定期メンテナンス

  • 貯湯タンク内の掃除
  • 貯湯タンクの給水口ストレーナーの掃除
  • 浴槽フィルターの掃除
  • エコキュートと浴槽をつなぐ配管の掃除
  • 漏電遮断器や逃し弁の動作確認・点検
  • 凍結防止ヒーターの動作確認・点検
  • 水漏れの点検
  • リモコンのお手入れ

これらのメンテナンスは、エコキュートの寿命を延ばし、ランニングコストを下げるためにも必要です。また、定期的なメンテナンスによって、故障やトラブルを未然に防ぐことができます。
メンテナンスの頻度や方法は、メーカーやモデルによって異なるため、取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせることがおすすめです。

エコキュートの水抜き

タンク内に水が長期間たまっていると、汚れや不純物がたまり、エコキュートの寿命を縮める原因になります。そのため、定期的にタンク内の水を抜くことが推奨されています。

エコキュートの水抜き手順

  1. 漏電遮断機をOFFにする。
    エコキュートの貯湯タンク下部にあるカバーを外し、漏電遮断機をOFFにします。
  2. 給水止水栓を閉じる。
    エコキュート本体に設置されている給水止水栓を閉じます。
  3. 逃がし弁を開ける。
    エコキュート本体に設置されている逃がし弁を開けます。
  4. 排水栓をあけ排水する。
    エコキュート本体に設置されている排水栓を開けます。
    排水栓は、給水配管専用止水栓の近くにあります。配管の影にあるので、奥の方を確認しましょう。レバーがあるので、動かしていただければ排水されます。
  5. 汚れが出なくなったら排水栓を閉め、給水止水栓を開ける
    貯湯タンク下部から汚水が出てくるので、汚れが出なくなったら排水栓を閉めます。
  6. 逃がし弁を元に戻す。
    逃がし弁を閉じ、漏電遮断機をONにします。

手順については、メーカーのサイトや取扱説明書などで確認することができます。また、水抜きの際には、勢いよく水が飛び出すことがあるため、注意が必要です。設定温度次第では、飛び出した熱湯によって火傷することもあり得ます。
慎重に作業を行い、手順をまとめたメモを作成したり、メーカーが公開している動画を再生したりしながら作業するのがお勧めです。

水抜きの頻度は、半年〜1年を目安に行うとよいでしょう。定期的に水抜きを行うことで、タンク内に汚れがたまるのを防止でき、エコキュートの寿命を延ばすことができます。

エコキュートのメンテナンスを業者に頼む

エコキュートのメンテナンスを自分で行うことができない場合や、不具合がある場合は、専門の業者に依頼することが望ましいです。
エコキュートの複雑なメンテナンスは、専門的な知識と経験が必要な作業です。

メンテナンス業者の選び方

  1. 専門性と経験: エコキュートは高度な技術を要するシステムです。メンテナンス業者はエコキュートに特化した専門家であることが望ましいです。過去の実績や経験を確認しましょう。
  2. ライセンスと認定: メンテナンス業者が適切なライセンスや認定を持っているか確認しましょう。これは彼らが信頼性のあるプロフェッショナルであることを示す重要な要素です。
  3. 信頼性と評判: 他の顧客からの評判やレビューをチェックし、信頼性の高い業者を選びましょう。口コミサイトやウェブサイトの評価を参考にすることができます。
  4. 料金と契約: メンテナンスの料金体系や契約条件を明確に理解しましょう。隠れた費用がないかどうか確認し、予算に合った業者を選びましょう。
  5. 応急対応: エコキュートの故障や緊急のメンテナンスが必要な場合、業者が迅速に対応できるかどうか確認しましょう。24時間対応可能な業者は特に有用です。
  6. 予防保守サービス: メンテナンス業者が予防保守サービスを提供しているかどうか確認しましょう。これにより、将来的な問題を予防できます。
  7. コミュニケーション: 業者とのコミュニケーションがスムーズであるかどうか確認しましょう。問題が発生した際に迅速かつ明確な対応が重要です。

業者にエコキュートのメンテナンスを頼む頻度とタイミング

  • 業者による定期メンテナンスの頻度は、3年に1回程度がベストと言われています。
  • 定期メンテナンスの費用の相場は、約1〜2万円程度で、交換が必要な部品に関しては別途費用が発生します。
  • エコキュートの寿命目安は10年であり、定期メンテナンスを怠った場合にはより短い年数で故障することもあるため、定期メンテナンスを怠らずに行うことが望ましいです。

エコキュートの交換なら、ハウレッシュショップ和光にお任せください!

エコキュートの寿命は、一般的に10~15年と言われています。これは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクの寿命がそれぞれ5~10年、10~15年程度であるためです。

将来的には、メンテナンスを行っても故障や不具合が完全に解決しないことがあるかもしれません。その場合、機器の交換を考慮する必要が出てきます。

最新のエコキュートはメンテナンスが簡単になっています。旧機種に比べ、水抜きの手順が簡単になっている場合があります。また、メンテナンスの必要性が低くなっている場合もあります。

ハウレッシュショップ和光では、お客様のご要望や暮らしに合わせたエコキュートの選定から、設置、アフターサポートに至るまで、一貫してサポートさせていただきます。私たちはお客様のご満足を最優先に考え、高品質な製品と専門的な知識をもって、快適な給湯環境を実現するお手伝いをしています。

エコキュートの導入に際しては、適切な容量や機能、設置場所の選定が重要です。私たちの専門スタッフは、お客様の住環境やニーズに合わせて最適なプランを提案し、安心してエコキュートを導入していただけるようサポートいたします。

エコキュートの設置に関するご相談やお問い合わせは、いつでもお気軽にご連絡ください。私たちがお客様の快適な給湯ライフをサポートさせていただきます。

三菱エコキュート

エコキュートは徹底的な省エネを実現するために、お湯の沸かし方から見直した新しい時代の給湯機です。
三菱エコキュートは、ひとつ上の「スマート給湯の暮らし」をご提供します。さらに、工事費など諸経費を全て含んだ価格でご用意しました。あなたの快適で賢い給湯を叶えるために、ぜひご検討ください。

日立エコキュート

日立エコキュートは、ウレタンフォームと真空断熱材を組み合わせることで、従来製品と比較して最大約2倍の断熱性能を実現しました。工事費など諸経費を全て含んだ価格にてご用意致しました。

パナソニックエコキュート

パナソニック製のエコキュートは、電気エネルギーをムダにしないよう、効率よくお湯を沸かして、年間を通じたランニングコストを低減します。工事費など諸経費を全て含んだ価格にてご用意致しました。

ダイキンエコキュート

ダイキンのエコキュートは、目には見えない大気中の熱エネルギーをヒートポンプユニットに取り込み、「自然冷媒(CO2)」で圧縮することで高温化し、その熱を水に伝えてお湯を作る、自然エネルギーを利用した地球にやさしい給湯機です。工事費など諸経費を全て含んだ価格にてご用意致しました。

 
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