
キッチンのレンジフード、最後に掃除したのはいつですか? 油汚れがたまると換気効率が落ち、嫌な臭いや煙がこもる原因に。放置すると頑固な汚れになり、掃除がさらに面倒になります。
「面倒くさい」「どこから手をつければいいかわからない」——そんな方でも大丈夫!この記事では、簡単にできるレンジフード掃除の方法や、頑固な汚れをスッキリ落とすコツを紹介します。さらに、「掃除が苦手」「時間がない」という方のために、プロに頼る方法や買い替えの選択肢も解説。快適なキッチンをキープするために、ぜひ参考にしてください!

レンジフード掃除の基礎知識
レンジフードは、キッチンの空気をきれいに保つ重要な装置。しかし、油汚れやホコリが蓄積すると換気効率が低下し、悪臭や煙がこもる原因になります。さらに、放置すると掃除が大変になるだけでなく、故障や火災リスクも高まります。
ここでは、レンジフード掃除の重要性や適切な掃除頻度、準備する道具について解説します。
掃除を怠るとどうなるか

レンジフードを掃除せずに放置すると、以下のような問題が発生します。
- 換気効率の低下
油やホコリがフィルターやファンに付着し、空気の流れが悪くなります。その結果、調理中の煙や臭いがキッチンにこもりやすくなります。 - 異臭の発生
汚れが溜まると、古い油が酸化して嫌な臭いを放ちます。特に長期間掃除していない場合、キッチン全体に悪臭が広がることも。 - 油汚れの固着で掃除が困難に
時間が経つと、油汚れが固まってしまい、通常の洗剤では落ちにくくなります。こびりついた汚れを落とすには、強力な洗剤や分解掃除が必要になります。 - 故障や火災のリスク
油汚れがモーター部分に入り込むと、レンジフードの故障につながります。また、油に引火することで火災が発生する危険もあるため、定期的な清掃が欠かせません。
掃除頻度の目安
レンジフードの掃除頻度は、使用頻度や調理スタイルによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- フィルターの掃除:1か月に1回
軽い汚れなら、中性洗剤や重曹を使って簡単に落とせます。 - ファン・内部の掃除:3~6か月に1回
フィルターを通過した細かい油汚れがファンや内部に付着するため、定期的に分解して洗浄しましょう。 - 全体的な分解掃除:1年に1回
年に1回はレンジフード全体を分解してしっかり洗浄することで、長持ちさせることができます。
頻繁に揚げ物をする家庭では、汚れが付きやすいため、これよりも短い間隔で掃除するのがおすすめです。
掃除に必要な道具一覧
レンジフードの掃除には、以下の道具を準備すると効率よく作業できます。
基本の掃除道具

- 中性洗剤(軽い汚れ向け)
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ(油汚れ分解用)
- スポンジ・ブラシ(フィルターやファンの洗浄用)
- 雑巾またはキッチンペーパー(拭き取り用)
- ゴム手袋(手荒れ防止)
頑固な汚れ向けアイテム
- クエン酸+重曹(こびりついた油汚れを浮かせる)
- 市販の油汚れ用洗剤(強力な洗浄剤)
- スクレーパーまたはヘラ(こびりついた汚れの除去)
分解掃除時にあると便利な道具
- ドライバー(ファンやパーツの取り外し用)
- バケツまたはシンクボウル(部品のつけ置き洗い用)
道具をそろえておけば、掃除がスムーズに進みます。特に、汚れがひどくなる前にこまめな掃除を習慣化すると、簡単な掃除で済ませられるようになります。
簡単&効果的なレンジフード掃除方法
「レンジフードの掃除って大変そう…」そんなイメージを持っていませんか?確かに、油汚れがこびりついたレンジフードは面倒に思えますが、正しい手順と便利な道具を使えば、意外と簡単にきれいにできます。
この章では、初心者でもできる基本的な掃除の流れから、油汚れを落とす具体的なコツ、100円グッズを使った時短テクまでを紹介します。
基本的な掃除手順
まずは、レンジフード掃除の基本的な流れを押さえておきましょう。特別なスキルがなくても、以下の手順で清掃できます。
- 電源を切る・ブレーカーを落とす(安全のため)
- フィルターを取り外す
- 中性洗剤か重曹水にフィルターを浸け置き(15〜30分)
- その間に外側(カバー)の汚れを拭き取る
- フィルターをこすり洗いして汚れを落とす
- 乾燥させてから元に戻す
無理にこすらず、「浸け置きしてから洗う」のがポイント。掃除の負担を減らせます。
油汚れを簡単に落とすコツ
頑固な油汚れには、家庭にあるものでも十分対処できます。いくつか代表的な方法を紹介します。
これらを使い分けると、無理なく、効率よく掃除できます。
- 重曹水(ぬるま湯1L+重曹大さじ3)
→ 油汚れを分解しやすく、つけ置きにも最適。 - 酢スプレー(酢1:水1)
→ 油のベタつきと臭い対策に。仕上げ拭きに使うと◎。 - 市販の油汚れ用洗剤
→ 時間がないときや、こびりついた汚れには強力タイプを使用。ただし、素材への影響があるので説明書は要確認。
掃除を楽にする裏ワザ
掃除を「できるだけ楽にしたい」人におすすめの小ワザを紹介します。
- 使い捨てマイクロファイバークロス(100均)
→ 洗剤との相性がよく、油をしっかりキャッチ。使い捨てなので後片付けも楽。 - ゴム手袋の上から軍手をはめる
→ 手でこすりながら掃除ができ、細かい部分も力を入れやすい。 - キッチンペーパー+重曹水でパック
→ ベタつく部分に貼って10分放置→拭き取るだけでOK。 - 汚れをためない習慣をつける
→ 調理後にさっと一拭き、月1回の軽掃除を習慣化すれば、がっつり掃除の頻度を減らせます。
レンジフードの分解手順を紹介

レンジフードの表面やフィルターを掃除しても、まだ油臭さが残っている…そんなときは内部の分解掃除が効果的です。
ファンや内部パーツにこびりついた油汚れをしっかり落とすことで、換気効率が改善し、キッチン全体がすっきりと快適になります。
この章では、安全に分解掃除を行うための準備から、フィルター・ファンの取り外し方と洗浄法、元に戻すときの注意点までを詳しく解説します。
分解前に準備すること
分解掃除は手順を間違えると故障やけがの原因になります。以下の準備をしっかり行いましょう。
- 電源を切る
コンセントを抜くか、ブレーカーを落として感電を防ぎます。 - 掃除用具をそろえる
必要なもの:ドライバー、ゴム手袋、中性洗剤または重曹、バケツ、ブラシ、雑巾、新聞紙や養生シート(床や壁の保護用) - 説明書を確認する
機種ごとに構造が異なるため、事前に取扱説明書をチェック。分解可能な範囲や注意事項を確認しておくのが安全です。
フィルター・ファンの取り外し&洗浄方法
- フィルターの取り外し
カバーを開け、フィルターをスライドさせるか引き抜いて外します。油で滑りやすいので、ゴム手袋をつけて慎重に。 - ファン(シロッコファン)の取り外し
中心のネジをドライバーで外し、ゆっくり回しながらファンを引き出します。モーター部分に水がかからないよう注意。 - つけ置き洗い
フィルターやファンをバケツやシンクに入れ、40℃程度のぬるま湯+重曹(または中性洗剤)で30分ほど浸け置き。その後、ブラシでこすって汚れを落とします。 - 乾燥させる
しっかり水気を切り、完全に乾かしてから再度取り付けます。濡れたまま戻すとサビや故障の原因になります。
元に戻す際の注意点
- 部品が乾いていることを確認する
水分が残っているとショートやサビの原因になるため、しっかり乾燥させてから取り付けます。 - ファンの回転確認
取り付け後に手で軽く回して、スムーズに回るかチェック。異音や引っかかりがある場合は再度確認を。 - ネジの締め忘れに注意
緩んだままだと振動や故障の原因になるため、すべてしっかり締め直す。 - カバーの位置を正しく戻す
最後にカバーを取り付けて完了。浮きやズレがないように確認してください。
掃除が面倒なら?プロ依頼と買い替えの選択肢
「分解掃除なんて無理」「油汚れを見るだけでやる気がなくなる」――そんな方も多いはず。
無理に自分で頑張らなくても、プロに依頼するという選択や、掃除の手間が減る最新レンジフードに買い替えるという方法もあります。
業者に依頼するメリットと費用相場
プロに任せる最大のメリットは「確実さ」と「時短」です。特に長年の汚れやファン内部のこびりつきは、家庭用の洗剤では落ちにくいケースも。業者なら、専用洗浄剤や高圧洗浄機を使って、分解・洗浄・組み立てまで一括で対応してくれます。
相場の目安
- フィルター・ファンの分解洗浄:8,000〜15,000円前後
- 範囲が広い場合(壁やダクト周辺まで含む):20,000円以上
掃除が苦手な方、年に1〜2回のメンテナンスで済ませたい方におすすめです。
掃除を減らすためのレンジフード選び
最近のレンジフードは「自動洗浄機能付き」や「整流板で油の飛散を抑える」など、汚れにくさ・掃除のしやすさを考えた設計が進化しています。
選ぶポイントは以下の通り
- フィルターが取り外しやすく、丸洗いできる設計
- 整流板付きで油汚れが広がらない構造
- 自動洗浄・お手入れサイン付き
- 撥水・撥油コート加工で汚れが付きにくい素材
こうした機種に買い替えるだけで、月1回の掃除が、3ヶ月に1回程度でOKになることもあります。
ハウレッシュショップ和光での買い替えサポート
もしも「今使っているレンジフードが古い」「掃除しても臭いや汚れが取れない」と感じているなら、買い替えのタイミングかもしれません。
当社の運営する ハウレッシュショップ和光 では、最新のレンジフードを多数取り扱っています。
掃除のストレスを感じているなら、「今よりも快適なキッチンライフ」を目指す第一歩として、機能的なレンジフードへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。